家の改装で庭に重機が入ったのは。
それから続く飽くなき大露草との戦いは。
元々縁側の外に1株だけこじんまりと生えていた地味な花だったのです。
乾燥にも強く、夏の暑い時期に紫色の花を付ける可愛いやつでした。
家の改装で重機が入れば踏み荒らされてしまうと思い、オオムラサキツユクサを大きめの鉢に植えて移動させました。
さて、そこからです。
掘り上げた時に残った小さな根が、重機に踏み荒らされて庭中に広がったようです。
やつらはすぐに芽を出し、根を張り庭一面にはびこってしまったのです。
掘り上げた鉢の下にも根を延ばし、鉢を持ち上げた時には白く、太く、瑞々しい根が張っていて引きちぎらなければ持ち上げる事が出来ませんでした。
この時はまだヤツラの恐ろしさを知りませんでした。
生えた物はしかたがないと、千切れた根から生えた株を1つづつ抜きました。
しかし、地上部のみで千切れてしまいます。
そしてまた数が増えます。
抜くというのは無理と判断し除草剤を使う事にしましたが、勝手がわからないので某掲示板で雑草駆除の相談をすると、ラウンドアップの原液を葉に塗る という答えが返って来ました。
ラウンドアップマックスロードを買ってきて、まずは1株からと始めましたよ。
スカっと気持ちよく枯れました。
と思いましたが、枯れたのは地上部のみ。
根まではいかないようで、3カ月もすれば膝の高さになってしまいました。
なので、今度はラウンドアップの説明による、なるべく大きくなった状態で、チャレンジしました。
やっぱり根までは枯れません。
仕方がないので除草シートで覆ってしまいましたが、除草シートの下から盛り上がってくるのを足で踏み、いくらなんでも日光を遮断すれば駆逐出来るだろうと思っていましたが、先日劣化して押さえ金具の所から穴が空き、オオムラサキツユクサの株から白い茎が横に伸びているのを見たときにはおぞましさすら感じました。
除草シートではシートの縁に近い所から光が入るらしく、それを求めて横に伸びるだけのエネルギーを根が持っているらしく、1株たりとも減らす事は出来ませんでした。
しかしダメージは大きかったはずだと思い、株の掘り上げを考えてみた。
少なくとも大きな株で大きな根を掘り上げた時に出来る千切れた根から出来た小さな株が、根を張り、千切れを残すような大カブになる前ならなんとかなるのではないかと考えたのです。
しかし、初めの大カブは深さ30センチの根の塊です。
深い所までショベルを入れて一気に掘り上げます。
重いし、今千切れた根が又株になると思うと辛いです。
この方法が一番確実なのだと思い始めた頃、出張に2週間出ました。
花が咲いて種が落ちたようです。
元の木阿見、春にはまたトンチンカンなところからも生えて来ました。
そして、今日はじめてグリホサート系はムラサキツユクサに効きにくいと知りました。
ふざけんな
でも実際いい駆逐方法というのは無いものでしょうか。
土の入れ替えも考えましたが、造園屋さんも意味がないからやめなさいと言って断られました。